2025年01月28日 16:19

エステーはKeePer技研との協業により、KeePer技研のカーコーティング技術を活用した、シティホテルやビジネスホテル向けの新事業を、2月より開始する。この事業では、ホテルの浴槽や浴室を独自のガラス被膜でコーティングすることで、客室清掃業務の負担を軽減し、美観を維持するサービスを展開する。
アフターコロナにおけるホテルの宿泊客数は、インバウンド需要によりコロナ前を上回るほどの増加を続けている。客室稼働率が高まる一方で、浴室などの水回りの清掃は重労働かつ時間がかかり、清掃スタッフの負担が大きくなっていることが問題に。また、経年劣化への定期メンテナンスの面でも、浴室設備の入れ替え(約10年に1度)や再生塗装(3~5年に1度)には数日から数週間の工期が必要。その間は客室の稼働を止めることになるため、対応が難しくなっている問題も生じている(エステー調べ)。
こうした問題を受けて、エステーPROとKeePer技研がタッグ。ホテル浴室の浴槽内、エプロン、シャンプー台、壁面、シャワーヘッドなどを、年に1回、客室の稼働を止めることなく短時間で施工できる浴室コーティング事業を新たに展開する。
浴室専用のコーティング剤を施すことで、「汚れがつきにくい」「落としやすい」「拭き上げが楽になる」など、清掃スタッフの業務負担を軽減。同時に、美観の回復と維持を可能にし、施設利用者の満足度向上を目指す。