2025年01月28日 15:41

世界最大級の海運物流企業「マースク」は、「Hacobu」社の配車受発注・管理サービス「MOVO Vista(ムーボ・ヴィスタ)」を導入、輸送効率を大幅改善した。

マースクは陸海空の各輸送モードに適したDXを推進しており、海上輸送、航空輸送はグローバルに使用できる自社システムを使用。一方、ロジスティクスサービス(陸上輸送)においては、各地域の特性があるため、グローバルで同一のシステムを活用していくことが困難だった。そのため、それぞれの国でソリューションを導入し、DXを進めている。

日本国内では、メールでのやり取りやエクセルを用いたアナログな方法でトラック輸送手配を行ってきた。そのため手配業務における手間が発生し、トラック輸送に関するデータや実績の抽出が困難であり、集計に時間を要していた。

MOVO Vista導入で、荷主50社、サプライヤー30社のトラック輸送データを一元管理することが可能となり、顧客ごとの案件数や利益率の分析が可能になった。また、将来的に配送が困難になるリスクに備えた配送依頼先の確保や、チャーター車の配車調整も可視化できるようになり、これらのデータを分析し、戦略立案に活用している。

さらに配送依頼のデジタル化により、配送依頼が簡略化でき、転記作業やメール作成といった非効率な作業から解放された。加えてサプライヤーとのやり取りが見える化されることによって、情報の透明性向上につながった。導入の成果、事例記事の全文はこちら