2025年01月27日 09:12

日本チョウ類保全協会は、「第21回チョウ類の保全を考える集い」を2月8日に開催する。
認定NPO法人日本チョウ類保全協会は、日本国内においてチョウ類を中心とした絶滅に瀕する昆虫類の保全活動、調査研究、および生物多様性の普及啓発活動を実施しているNPO団体。生物多様性の保全、生息地内での保全、地域個体群レベルでの保全、科学的根拠に基づいた保全活動を活動目標として掲げている。
チョウを始めとした昆虫は近年、世界的に減少している。日本に生息するチョウ約240種のうち、環境省のレッドリスト(絶滅の恐れのある種のリスト)には30%もの種がリストアップされている。そして、その中には、今まさに絶滅の一歩手前にまで減少してしまっているチョウも少なくない。このイベントでは、より多くの人に昆虫がおかれている現状や保全の取り組みについて知ってもらい、昆虫や身近な自然環境、その保全に関心をもってもらうことを目的にしている。
当日は、ネオニコチノイド系農薬による昆虫類への影響、昆虫類の現状や保全に関する3つの事例、チョウ類のモニタリング調査、最後に同協会が取り組む保全活動について紹介する。
参加費用は無料。開催日時は2月8日。開催場所はオンライン(zoomウェビナー、事前登録が必要)。