2025年01月24日 15:10

アルファクス・フード・システムは、好調の掃除ロボットにこの度、スキージーデッキを搭載し、床洗浄に特に強いスクラバーロボット「α-9スキージー」の販売を開始した。従来の「α-9」に加え、「α-9スキージー」を市場投入することで、清掃市場に幅広く対応することが可能になった。

清掃業界は、コストの80%弱が人件費という典型的な労働集約型産業でありながら、生産年齢人口の減少などにより、人材の確保が非常に困難になっている。また、厚生労働省によると2017年度には有効求人倍率が2.95倍に達しており、現在も需要過多の状況が続いている。

コロナ禍を契機とした衛生環境ニーズを中心に清掃業務に対する社会からの期待・関心が高まる中、このニーズに対応していくためには「限られた条件下(人手不足)でも成果を出す=機械化」に、取り組むことが必要不可欠になっており、ますます掃除ロボットの活躍の場が広がるとみられている。

「α-9スキージー」は、従来のモップ水拭きに代わり、ハードブラシと水でこすり洗いをした後、強力吸水スキージーで水分を吸い込んで、フロアにこびりついた頑固な汚れを落とす設計。また今回、3D LiDar(三次元ポジショニング)も搭載。これによりスキャン範囲が広くなり、地図作成時間が短縮した。障害物回避という点でも他のセンサー(超音波センサー等)と連動しながら障害物の認識を迅速に行い、更にスムーズな回避を実現する。