2025年01月23日 15:51

新学社は、小中学校の教師を対象に、「学力調査等のCBT化と学習の結果や履歴の可視化への期待」に関する調査を行った。

まず「貴校では、文部科学省の「全国学力・学習状況調査」以外に学力調査や学力検査を実施しているが(複数回答可)」と質問したところ、「都道府県実施の学力調査や学力検査を行っている(63.1%)」との回答が最多。次いで「市区町村実施の学力調査や学力検査を行っている(38.5%)」「学校単位での学力調査や学力検査を行っている(16.3%)」「行っていない(8.0%)」となった。

次に「全国や自治体での学力調査や学力検査の結果を児童生徒の学力向上に活用できていると思うか」と質問したところ、約6割が「全く活用できていない(13.6%)」「あまり活用できていない(42.1%)」と回答。

一方、「学力調査や学力検査のCBTでの実施は、どのような面で効果的だと考えるか(複数回答可)」との問いには、「解答に掛かった時間や入力をし直した回数等、これまでの紙での調査や検査では測ることができなかった情報が見られる(43.9%)」との回答が最も多い。次いで「結果を即時にフィードバックできることで、児童生徒の学習意欲の向上が期待できる(43.0%)」となった。CBT化によって従来の調査手法を超えた細かいデータ分析や、フィードバックを活用した学習効果の向上への期待が高いことがうかがえる。