2025年01月14日 12:35

フューチャーは、アイ・ブレインサイエンスとの協業により開発した、日本初の「認知症の診療支援に用いる神経心理検査用プログラム」(認知症診療支援に用いる検査機器ソフトウエア)である「ミレボ」が1月14日に販売開始された。

フューチャーは2020年4月、大阪大学発のベンチャーとして認知症の早期診断に向けた新技術の事業化に取り組むアイ・ブレインサイエンスと出資・協業契約を結び、人の視線を追跡する「アイトラッキング」を用いた神経心理検査用プログラム「ミレボ」の共同開発をスタート。「ミレボ」は2023年10月に日本初の「認知症の診療支援に用いる神経心理検査用プログラム」として承認され、製造販売業者をアイ・ブレインサイエンス、製造業者をフューチャーとして医療機器製造販売承認を取得し(承認番号:30500BZX00235000)、1月14日に大塚製薬から販売開始された。

認知症の早期発見が望まれる中、新たな技術を用いた検査法が開発されている。「ミレボ」は、アイトラッキング(視線計測)技術を用いて行う神経心理検査用プログラム。タブレット端末にインストールしたアプリ「ミレボ」を用いることにより、約3分で、簡便に検査を行い、客観的な検査結果を得ることができる。画面に表示される質問に沿って被検者が正解の箇所を見つめることにより、データが自動的にスコア化され、定量的かつ検査者の知識や経験に依存せず客観的に評価することが可能になる。「ミレボ」は新たな検査の選択肢として、認知症の早期発見を支援する。

フューチャー