2025年01月08日 15:40

日本PCサービスは、2024年6月、「デジタル機器サポートサービスの利用実態把握調査」(インターネット調査)を実施した。全国8万1497人より回答を得て、昨今被害が増加する「ネット詐欺」について詳細の分析を行った。
調査によると、「ネット詐欺」の被害経験者は4.8%。経験者のうち、35.2%が実際に損害額が発生しており、「平均損害額は7万2820円」と高額になっている。「ネット詐欺被害」の経験者は、「男性60歳以上」が5.7%と最も高かったものの、「男性20~39歳」で5.0%、「男性40~59歳」で4.1%。また、「女性20~39歳」で4.7%、「女性40~59歳」で4.3%、「女性60歳以上」で4.9%と、いずれの年代性別でも変わらない結果となった。
ネット詐欺に関する問い合わせ事例は、「特殊詐欺の画面が表示されて電源を切っている。どうすれば良いか教えてほしい。」「警告画面がでて画面の電話番号に電話して遠隔接続してしまった。」「料金請求される様な画面が表示され、音声が流れている。パソコンが操作できない。」「サポート詐欺の画面が表示され通知が消せない。」など。
また通販注文の商品等の「置き配の紛失・盗難」は1.3%が経験しており、平均損害額は4万2876円。若年層ほど置き配の被害に遭う確率が高い。ネット通販などに抵抗がなく、普段から利用している若年層は多く、自宅にも不在になりがちな生活スタイルから被害が発生しやすいと考えられる。