2025年01月07日 15:35

セイノーHDとSpacewaspは、植物由来資材を活用したサステナブルな製品で、循環型社会の実現を目指す実証を開始。その第一弾として、セイノーHDの営業所で役目を終えた木製パレットをSpacewaspに提供し、アップサイクルされたオフィス用品をセイノーHDのオフィスに導入する。
物流業界では、温室効果ガス排出量の削減や資源の有効活用が喫緊の課題となっている。この活動で得られた知見により、植物由来資源をアップサイクルする流れをセイノーHDが持つ既存の物流システムに組み込み、成形と輸送を一元化。それにより、資源の再活用と環境負荷の低減を実現する。
また、Spacewaspのサステナブル素材を使用した製品は、セイノーHDの社内環境において実証実験を通じて、その効果を検証するだけでなく、将来的な事業モデルの構築に向けたデータ収集にも貢献する。
今回の導入を皮切りに、両社はグリーン物流のさらなる進化を目指し、持続可能な事業モデルを構築。サステナブルO.P.P.(オープン・パブリック・プラットフォーム)の具体的なビジョンを実現するため、両社の技術とノウハウを活用した事業スキームを開発する。また、各地域の排出事業者との連携により、植物由来資材を効率よく回収し、アップサイクル事業者へ資源として届ける事業モデルを検討していく。