2025年01月06日 15:41

医学生物学研究所は、質量分析装置「Autof ms1600」及び「Autof ms2600」を1月6日に発売した。
Autof msシリーズは、質量分析技術の1種であるMALDI-TOF(マトリックス支援レーザー脱離イオン化-飛行時間)を駆使して微生物の迅速かつ正確な同定を可能にする装置。本製品は、医療機関、研究機関、食品業界など、さまざまな分野での微生物検査において、信頼性の高い結果を提供しており、これまで全世界で800台以上販売されている実績がある。
Autof MSシリーズの特長のひとつは広範なデータベース。5000種以上の菌種が同定可能な豊富なライブラリーは医療分野だけでなく研究、食品分野などでも利用可能。またサンプルを投入後、わずか数分で微生物を高精度に同定が可能。これにより、迅速な対応が求められる現場でも大きな力を発揮し、大量の検体も迅速に処理することができる。さらに、直感的なユーザーインターフェースで、専門知識がなくても簡単に操作可能。
本製品は1月24日~26日に名古屋国際会議場で開催される、第36回日本臨床微生物学会総会・学術総会にて展示される。
医学生物学研究所は1969 年に日本で最初の抗体メーカーとして設立。現在では微生物検査領域にも事業を拡大して、臨床検査薬・機器及び基礎研究用試薬の研究・開発・製造・販売を行っている。今後も微生物検査に関連する製品の上市を通して、人々の健康と医療の発展に貢献していく。