2024年12月26日 18:40

MATCHAは、訪日観光客のリアルな声を活用し、観光事業者の情報発信を支援する新機能「AIチャットボット」を、11月からの実証期間を経て、12月20日に正式リリースした。

MATCHA Contents Managerのユーザーを伴走支援する中で、多くのインバウンド担当者から、「地域やサービスに対する訪日客の具体的なニーズを把握するのが難しい」という声が挙げられた。特に、インバウンド誘致を強化しようとする地方自治体の担当者からは、「どの情報が訪日客の関心を引き、効果的なプロモーションにつながるのか分からない」といった課題が共有されている。

こうした現場の課題に応えるため、MATCHA Contents Managerでは、ユーザーが作成した記事にAIチャットボットを設置する新機能を導入した。この仕組みにより、訪日客からリアルな疑問や質問を収集し、具体的なニーズを的確に把握することが可能になる。

AIチャットボットは訪日客の質問にMATCHAに掲載されている情報から回答をし、MATCHAの関連記事をレコメンドする。MATCHAは日本のインバウンド最大級のメディアで、月間300万ユーザーが訪れ、累計2万記事以上の豊富なコンテンツを提供している。11月からチャットボットを実証的に設置した結果、訪日客の様々なニーズが浮き彫りとなってきた。こういったインサイトを元にユーザーへの情報としての還元、MATCHAのメディアとしての強化へと繋げていく。