2024年12月26日 15:55

小林クリエイトとカマンでは、日本初のRFID技術を活用したスマート回収ボックスの共同開発を進めている。このたび、「湘南ベルマーレ」協力のもと、リユース容器管理システムの実証実験を行った。

実証実験は、「RFID技術を活用したスマート回収ボックス」に「RFIDタグ付きリユース容器」を投函すると、個数の自動カウントとリアルタイムでのモニター表示が行われ、利用者へ協力御礼メッセージを動画で伝えるというもの。今回は湘南ベルマーレ協力のもと、ホームスタジアムであるレモンガススタジアム平塚にて11月末に行われた試合を実験の場とした。

会場の対象店舗にて、「RFIDタグ付きリユース容器(Megloo)」を用いて飲食物を提供し、専用の回収ボックスへの回収を呼びかけた。スマート回収ボックスでは、回収の際に、投函口を2カ所用意し、この取り組みに「いいね!」か「うーん」かを利用者に回答してもらえる投票機能を付与。画面にリアルタイムに投票結果が反映される仕組みにした。

さらに、RFIDを導入したことで回収数の変化をリアルタイムで確認することが可能に。その回収数に応じて削減されるCO2量やプラごみ量を計測し・表示することで、利用者の環境貢献へのイメージを高め、さらなる意識向上へと繋がる結果となった。実証実験としては、配布したリユース容器全体の約90%を回収し、リユース容器を使用することに関してポジティブな意見がほとんどだった。今後も改善・実証を重ね、リユース容器の普及推進に尽力していく。