2024年12月12日 16:11

産業用ドローン国内メーカー「マゼックス」は、農業用ドローン飛助シリーズの新型「飛助15」の販売を開始する。タンク容量が15Lに増量したことで、果樹・野菜といった大量散布が必要な作物にもより効率的に薬剤散布できるようになった。また、タンク・機体の構造を見直し、より簡単に脱着可能になっている。
新モデル「飛助15」では、作業時間は10aあたりたったの1分。1つのバッテリーで合計1.5haが散布可能。散布幅も従来の1.5倍に広がったことで、現行モデル DX23からであれば3往復必要な圃場も、飛助15なら2往復で散布完了。作業時間の短縮に繋がり、複数の圃場や広大な圃場に散布する場合はより効率的に散布可能となった。
また、Android OSを搭載したタッチ操作パネルで完全自動飛行を実現。アプリ上に表示される地図で散布エリアを指定することで、飛行経路が自動算出される。エリア内に障害物が存在する場合も、予め範囲を指定しておけば障害物を回避した飛行経路の作成も可能。アナログスティック・各種物理スイッチの操作性は従来モデル通りで、これまで飛助を使用していたユーザーも安心して使用できる。
加えて、機体内部基盤を保護するキャノピーの素材を見直し、耐久性が向上し、経年劣化によるヒビ割れも軽減。価格は「飛助15 アドバンス」が137万5000円(税込)、「飛助15 プロ」が165万0000円(税込)。