2024年12月05日 12:57

ナイルワークスは、イチゴ栽培の現場でシンプルな生育・収量予測ができる「イチゴ収量予測ツール」を12月10日より販売開始する。

イチゴ栽培は収穫時期や量を正確に予測することが求められる一方で、従来は経験や勘に頼ることが多く、時間と労力がかかるという課題があった。本ツールは、その課題を解消し、より効率的にかつ科学的な栽培管理を可能にするように設計されている。スマートフォンで撮影した動画をアップロードするだけで、クラウド上でイチゴの熟度を判定し、熟度ごとの果実数をカウント。その後の積算温度を基にした生育予測情報を手軽に得られる。

「イチゴ収量予測ツール」では、ナイルワークスのフェノタイピング(作物の外観や形状、成長パターン等を観察・測定)技術を活用し、イチゴの熟度を瞬時に分析。緑熟期、白熟期、赤熟期などの熟度ごとに果実数をカウント。熟度ごとの果実数データと、今後の気象データを組み合わせて、収穫可能な時期や収量を予測。計画的な収穫や市場出荷が可能となる。使いやすいインターフェースで簡単に利用可能。また、専用機器等を用いないことで、導入・運用コストともに低価格での提供を実現している。

本ツールは、国内有数の人気観光農園であるアグリモンスタースペシャルの協力により、開発している。また、高度な農業経営・栽培ノウハウを持つ、農業総合商社・山正の栽培エキスパートの人々の知見をもとに、現場での実用性や使いやすさも大切にしている。

価格は月額1万円~(税込)。提供開始日は12月10日。

ナイルワークス