2024年12月03日 16:07

ジェイズ・コミュニケーションは、ジュニパーネットワークス社製品のサポートサービス業務において、生成AIとRAG技術を活用した業務効率化の実証検証を行った。
本検証により、サポートサービス業務の属人化解消と迅速な対応の実現が期待され、40%の効率化が見込まれている。次の段階として運用環境下でのさらなる検証を予定しており、今後は自社サービスの強化と、他エンジニアリング業務やパートナー企業への展開も視野に入れている。
国内市場では急速な技術革新が進む一方、さらに労働人材不足が予測されている。国内情勢に適応し、競合他社との差別化を図るために、AI技術を活用した対応力の強化が必要。また現在の問い合わせ対応プロセスは、担当者の判断に依存するマニュアル検索が中心であり、業務効率が担当者のスキルや経験に左右される。加えて、担当者の増加や入れ替え時には対応遅延や品質のばらつきが懸念される。過去の問い合わせ対応で蓄積された膨大な知識やデータを効率的に活用することで、さまざまな業務での生産性向上が期待される。
本技術を活用して、自社サービスの対応力を強化し、クライアントに提供するサポートやエンジニアリング業務のさらなる質的向上を目指す。また、一貫性のある顧客対応とサービス品質を維持し、顧客満足度を高めることを実現する。