2024年11月25日 15:57

AI Shiftは、サイバーエージェントの人工知能技術の研究開発組織「AI Lab」および大阪府豊中市とともに、官公庁・自治体向けとなる生成AIを活用したチャットボットの社会実装に向けた実証実験を実施する。

豊中市は、こども家庭庁による、こども・子育て分野の業務において生成AIの適切な利用を進めるための実証事業に参画し、デジタル技術を活用した子育て支援を進めている。同市は、子育て世帯が時間的な余裕のなさを軽減できるよう、自分に合った子育てサービスや悩みの解決方法を気軽に取得できる生成AIチャットボットの開発を検討している。今回の実証実験では、とよなかデジタルサービスフェアの来場者に「生成AIを活用した子育て相談チャットボット」を体験してもらい、使用感・満足度などをアンケート調査する。

豊中市が行った子育て世帯への事前調査によると、80%の子育て世帯が20時以降に情報収集を行う傾向があることが明らかになった。また、公的窓口への相談経験がない保護者も多くみられ、これらの保護者のうち60%が、非対面ツールであるチャットであれば相談したいと回答したと報告されている。市役所の閉庁後でも利用でき、自分のスケジュールに合わせた情報収集や相談に対応できるチャットボットを導入することで、膨大な情報の中から適切な情報を見つけ出し、子育て世帯の時間的・精神的負担の軽減が期待される。

日時は12月7日10時〜16時。場所は、豊中市千里文化センター「コラボ」(豊中市新千里東町1丁目2-2)。

とよなかデジタルサービスフェアについて