2024年11月25日 09:58

日本AED財団は、スポーツイベントや地域イベントなどの会場で利用できる「救命スポーツアプリ RED SEAT」をリリースする。

「スポーツをプレイする人も観る人も、安心安全に楽しむ」「スポーツ中の心臓突然死ゼロ」そのような社会を実現するために、日本AED財団ではこれまでも様々な提言や活動を展開している。スポーツ現場では心臓突然死のリスクが安静時の17倍まで高まる。また、プロスポーツやマラソン大会に限らず学校や地域の運動会や競技大会など多くの観客が応援し楽しむイベントでも、心臓突然死のリスクと背中合わせだ。その多くは心室細動という不整脈によるもので、AEDによる除細動(電気ショック)がもっとも有効となる。

「救命スポーツアプリ RED SEAT」は、スポーツ等のイベント会場で心停止が発生した場合に、通報や救命要請を確認する機能を有するスマートフォンアプリ。このアプリを用いて、心停止現場に居合わせた参加者によっていち早くAEDを届け、一次救命措置を迅速に行うことで、救命率の向上を目指す。アプリ化のベースとなる「RED SEAT」は、日本AED財団が主催する2018年度AED功労賞で特別賞を受賞した当時高校生のアイデアから、日本AED財団スポーツ部会が社会実装につなげており、これまで各種スポーツ競技会場の観客の安全安心を見守ってきた。今後の展開は、サッカー、野球、ラグビー、バスケット、マラソンなどの様々なスポーツイベントにて実装する予定だ。

日本AED財団