2024年11月22日 09:57

恩納村オンデマンド交通推進コンソーシアムは、「恩納村内オンデマンド交通」運行実証事業を12月1日から開始する。
沖縄県北西部に位置する恩納村は、県内屈指のリゾートホテルが林立する人気観光エリアだ。しかし、ホテルや交通結節点から恩納村内の観光地や飲食店などへのアクセスは利便性に欠けている。レンタカーに依存しない公共交通などによる移動ニーズが年々高まっている中、本実証事業では、観光宿泊客自らがスマートフォンを活用し、新たな移動手段であるオンデマンド交通を利用する。オンデマンド交通を含む目的地までの経路がすぐにわかる経路検索・案内を実現することで、オンデマンド交通の利便性を高め、利用を促進し、コロナ化以後稼働が逼迫するホテル従業員の送迎稼働などの削減を目指す。
恩納村オンデマンド交通推進コンソーシアムは、恩納村観光協会、西日本旅客鉄道(JR西日本)、REA、NTTコミュニケーションズで構成する。本実証事業では、JR西日本およびREAが提供する配車予約システム(AI配車計算)を活用してオンデマンド交通を運行。JR西日本が提供する移動生活ナビアプリ「WESTER」の経路検索プラットフォームとオンデマンド交通を連携させることで、目的地までの最短時間での移動経路案内をする。今後、4者は、ホテル従業員の送迎関連業務の削減効果の検証や有償化を行い、本実証事業の3年以内の収益化をめざす。
料金は無料。実施期間は12月1日〜31日まで。