2024年11月20日 12:54

無印良品を展開する良品計画は、今年9月以降にオープンした店舗より、店舗什器の国産木材使用を進めている。9月から11月末までにオープンした10店舗では、店舗内で使用する商品陳列用什器の棚板に国産木材を使用した。

良品計画は2023年5月に、農林水産省と「木材利用拡大に関する建築物木材利用促進協定」を締結、5年間で計1万㎥を目安とした国産木材の積極的活用に努めている。またクリーンウッド法に基づく登録木材関連事業者により、合法性が確認された合法伐採木材を利用するよう努めている。今回使用を開始する、商品陳列用什器の棚板を国産木材化することで、1店舗あたり20㎥の国産木材を使用することが可能となる。

今後は、商品を積み上げて陳列する際に土台とするパレット什器をはじめ、その他売場什器も国産木材の利用を進める。2025年9月までには、これらの什器を使用した店舗を約20店舗にまで拡大する予定。

また同社は2016年より、国産木材を使用したオフィス家具「日本の木でできた家具」シリーズの販売を法人向けに行っている。丸太を余すことなく活用することで生まれた3種類の棚板を組み合わせた「ワークデスク」「ワークテーブル」「ユニットシェルフ」を展開。商品開発を通じて、資源循環に寄与しながら、山林課題に向き合い、「木」という持続可能な資源を100年後の未来につなげていくための活動を続ける。