2024年11月12日 12:58

フードダイバーシティは、訪日客向けメニュー開発をサポートするAIアプリ「フードダイバーシティ・メニューラボ」を開発した。
フードダイバーシティは、日本における食の多様性(フードダイバーシティ)への対応を促進するコンサルティング事業およびオウンドメディア「Food Diversity Today」を運営している。ハラールやベジタリアン、ヴィーガン、グルテンフリーといった訪日客の食のニーズは、今では大都市圏に限らず、地方都市でも増加しているが、多くの事業者は「何から始めたらよいのか」が分からない状況に直面している。この課題を解決するため、同社は、AIを活用した新しいアプリケーション「フードダイバーシティ・メニューラボ」を開発した。
このアプリは、同社の10年にわたる飲食事業者へのコンサルティング実績を基にしたもので、ユーザーがメニュー開発に関する悩みをプロンプトとして入力することで、具体的で実用的な対応方法をAIが提案する。これにより、事業者の最大の課題であった「何から始めてよいのかわからない」を解決し、メニュー開発のスピードが大幅に向上する。同アプリは、今後さらに増加が見込まれる国際会議における食事対応、富裕層へのサービス向上、小児アレルギー対策、外国人居住者の食環境整備、インクルーシブツーリズム対応など、さまざまな場面での活用が期待されている。
今後開催される同社のセミナーを受講した人限定で「ベータ版」を公開し、フィードバックを基に改善を重ねたうえで、2025年に正式版として一般公開予定。