2024年11月12日 12:15

ガデリウス・インダストリー建設機械部では、遠隔施工・解体ロボット「Brokk(ブロック)」をスウェーデンより輸入し販売している。

熟練労働者が高齢化によって引退を迎え、少子化によって現役世代が減少する建設業界では、近年深刻な人材不足が続いている。そのため、現場での安全性を確保しながら省人化や作業の効率化を図る仕組みが求められている。本製品は、これらの課題を解決するための革新的なソリューション。オペレーターが機体に乗車することなく、コントローラを使用して安全に操作することができる。

遠隔で操作できるので、危険を伴う場所や人体に影響を及ぼす可能性がある場所、作業者が入りにくい狭い現場での施工・解体作業に適している。その特徴から、例えば国内外の原子力発電所における解体作業での使用実績も。

「Brokk」は10種類の型式と19種類のアタッチメントツールから選択が可能で、1台で多様な作業に対応する。最軽量モデル「Brokk 70」は総重量560kg、発電機と共にBrokk70を2トンユニック車に積載できるほどコンパクトだが、ハンドブレーカよりも強力な打撃力を持ち、作業時間の短縮に効果的。

例えば、製鉄所の取鍋クリーニングでは、作業人員が二人から一人で行えるようになり、コスト削減にも効果を発揮。ハンドブレーカーを用いた人による作業を、「Brokk」に置き換えることで、従業員の安全確保、そして作業時間・コスト削減に繋がる。