2024年11月11日 10:05

Synspectiveは、小型SAR衛星の製造事業所「ヤマトテクノロジーセンター」が本格稼働を開始した。
Synspectiveは、独自の小型SAR(合成開口レーダー)衛星を開発・運用し、SARデータの販売と衛星データを利用した解析ソリューションを提供している。2020年代後半までに30機の小型SAR衛星コンステレーションを構築し、地球上のあらゆる場所の変化を観測できる新しいインフラの創造を目指している。高頻度・高解像度の地球観測を可能にするSAR衛星を活用することで、持続可能な社会・経済活動を阻害する恐れのある自然災害や紛争、環境破壊などのリスクを特定・評価し、専門性を持つパートナーとともにソリューションの開発・実装を行う。
「ヤマトテクノロジーセンター」は、東京本社、シンガポール支社に続く、3拠点目となる。新拠点の稼働開始により、小型SAR衛星「StriX(ストリクス)シリーズ」の量産パートナーとして提携しているセーレンと東京計器と共に、同社が掲げる2020年代後半までに30機の小型SAR衛星コンステレーションを構築する目標を実現するための強固な生産体制が整った。
本工場が位置する神奈川県大和市エリアは、宇宙関連や自動車関連など、幅広い製造工場経験者が豊富なことや、都心からの交通アクセスが良いことなどが、優秀な人材獲得につながると考えている。同社は、本格稼働に伴い、今後50名程度の新規採用を予定している。