2024年10月16日 12:16

明治大学 総合数理学部 中村聡史研究室は、10月15日~18日および20日~21日の計6日間、サンシャイン水族館と共同で、ペンギン個体識別システム「ペンさく」を初めて一般の人に利用してもらう実証実験を実施する。
明治大学 中村聡史研究室は、ひとと情報のそれぞれの能力や特性などをしっかり考え、ひととコンピュータとが助け合うことによって、ひとが情報をお手玉のように自在に操ることが可能となるようなインタラクティブシステムの研究を行っている。ペンギン個体識別システム「ペンさく」は、スマートフォン画面上のペンギンのイラストに、観察したい個体の特徴となるお腹の模様を手書き入力することで個体識別を行い、類似度が高い順に検索結果が表示される。結果画面では名前や性別などの個体の詳細情報が確認でき、さらなる観察による個体の理解を深めることができる。
近年、動物園や水族館では、生き物の「個」の魅力の発信によって新たな発見やより深い関心を促し、それを「種」や生物本来の生態・保全などにつなげていくという取り組みが注目されている。サンシャイン水族館でも、個体ごとの特徴や生態への理解を深めてもらうため、今回新たな試みとして、ペンギン個体識別システム「ペンさく」を水族館来場者に体験してもらう実証実験の場を提供することとなった。
料金は無料(水族館の入場料のみで楽しめる)。期間は10月15日~18日、20日~21日 各日10時~16時。場所はサンシャイン水族館内「草原のペンギン」水槽。