2024年10月08日 19:51

「NTTイードローン」は、現在開発中の鳥獣害対策ドローンを、10月9日~11日の3日間、幕張メッセで開催される農業WEEKにて出展する。なお、神奈川県の「ドローン実証実験支援事業」において、本鳥獣害対策ドローンを活用したNTTイードローンの提案が採択された。同社はこの支援事業等によって、ドローンの活用による鳥獣対策の実用化・社会実装を目指す。

鳥獣害による農作物被害は155億1600万円(令和3年度農林水産省発表)。 一次産業従事者の被害が拡大する一方で、自治体・関連団体(全農、単協JA)の被害対策稼働も膨らんでいる。特に鳥被害対策は有効な技術が無く、追い払い等の技術確立が求められている状況。

NTTイードローンの機体及び技術をベースとして、地域総研の提供する鳥獣害忌避装置「クルナムーブ」を搭載したドローンでは、鳥獣害(特に鳥)の追い払いを実施。鳥獣害対策において設置型(クルナムーブ単体で活用)での効果は既に確認できているが、ドローンに搭載することにより、広範なエリアでも効果発揮できることを神奈川県の実証事業によって検証する。

実証事業では、神奈川県内のフィールドにて、鳥獣による農産物被害やゴルフ場でのカラス被害等の対策として、鳥獣害忌避装置「クルナムーブ」を搭載したNTTイードローンの機体による追い払い効果等を検証する予定。