2024年10月08日 15:34

機械部品調達のAIプラットフォーム「meviy(メビー)」は、10月7日より切削加工(丸物)において「真空焼入れ」「高周波焼入れ」「焼入れ硬度指定」の提供を開始する。これにより、摩耗耐性の強化や、硬度と靭性の両立が必要な駆動部品やワークと接触する部分のみ硬度を上げるなど部分的な焼入れも可能となる。

「meviy」では、機械部品の3DデータをアップロードするだけでAIが自動で即時見積もり、独自のデジタル製造システムにより最短1日での出荷を実現。これまで、機械部品調達時に発生していた作業時間の9割以上を削減することで、部品調達における非効率を解消している。

切削丸物では現状「ズブ焼入れ」に対応しており、焼入れ時の納期を短縮するなどサービス向上に努めてきた。一方で、「用途に応じて焼入れ硬度を指定したい」「より耐摩耗性の高い真空焼入れを指定したい」「部分的に焼入れしたい」など焼入れに関する多くの要望が寄せられていた。そこでこうした声に応えるため、用途に合った焼入れを選択できるよう、「真空焼入れ」「高周波焼入れ」「焼入れ硬度指定」を追加。

今回のサービス追加にあたっては、焼入れ箇所の指定や硬度指定を可能とするため、システム開発と焼入れのための生産体制の整備を行ったことで実現。これにより、硬度と靭性の両立が必要な駆動部品など、今まで調達できなかった部品も「meviy」で手配できるようになり、活用のシーンの拡大が期待できる。詳しくはこちら