2024年10月07日 15:46

10月7日、ニヒンメディアは、日本の医師向けにつくられた医療用の生成AI 「MedGen Japan(メドジェン ジャパン)」を発表した。このツールでは、信頼できる国内外の医療情報に基づき、医療に関する質問に答える。AIによる誤った回答(ハルシネーション)のリスクを大幅に軽減し、即時に必要な情報にたどり着くことができる。
同社のテストでは、臨床試験の参加人数を正しく答えるなど、データやエビデンスが必要な回答において高いパフォーマンスを発揮することを確認。また、参照するソースに関しても医師との相談の上、医療情報であっても通常医師が実務では参照しないソースは省き、信頼できるソースのみ参照して回答する。さらに、独自のモデルにより、例えば「○○な病状の△△患者に対する処置は?」というような様々な条件が付いた複雑な問いに対して、問いを分解して複数の側面から検証しながら、より良い回答を出力する工夫がされている。
医療文書の検索と読解には多くの時間がかかる。同社の調査によると、約90%の医師が必要な情報を見つけるのに時間がかかる、文書が長すぎて読むのが大変、情報源が信頼できるかどうか確認するのが難しいといった問題を抱えている。
もちろん、AIが100%正確な答えを出すわけではないが、MedGen Japanでは回答の出典を明示するので、必要に応じて正確性を確認できる。製品詳細はこちら。