2024年09月26日 12:57

三菱電機インフォメーションシステムズ(MDIS)は、対話を録音したモノラル音声を発話重複部分も含めて話者ごとに分離し、テキスト化することなどにより活用できる「音声分離サービスwaketekoo」(ワケテコー)を9月26日から発売する。

「waketekoo」は三菱電機のAI技術Maisart(マイサート)を活用しMDISが事業化したもので、他の録音システム等に組み込む「モジュール提供型」及び、音声テキスト化機能をオプションで用意したクラウドサービスである「クラウドAPI型」の2形態による提供を、2025年3月に開始する。

顧客接点をもつ企業において、従業員と顧客との会話を記録・テキスト化して活用する動きが広がっている。活用の基盤となる音声認識システムの需要は拡大しているが、店頭窓口や訪問型営業など通常1本のマイクでモノラル録音される条件下では、二人の同時発話部分のテキスト化や話者分離が困難という技術的課題があった。今回発売する「waketekoo」は、三菱電機のAI技術Maisart®がもつコンパクトなアルゴリズムで処理することで、重複音声を話者ごとに分離して音声データの認識精度を高め、コスト面でも導入し易いサービスを実現した。

MDISは「waketekoo」を、発売後5年間で1万ユーザーライセンス導入を目標として、金融機関などの店頭窓口や訪問型営業、ディーリングフォンなどの録音データ活用に向け拡販し、企業の顧客応対品質の向上やコンプライアンス確保、業務効率向上に貢献していく。

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