2024年09月19日 15:36

マカフィーは、Android における新種のモバイルマルウェア「SpyAgent」を発見した。これは、デバイス上の画像をスキャンしてニーモニックキー(暗号資産を管理するアプリやソフトウェアを復元する際に使われる12の英単語)を狙うというもの。
このAndroidのマルウェアは、銀行や政府のサービスからTVストリーミングや公共性があるものに至るまで、様々な信頼性の高いアプリを巧妙に偽装している。一度インストールすると、これらの偽アプリは密かにテキストメッセージや連絡先、保存されているすべての画像を収集し、リモートサーバーに送信。この間、長々と続くローディング画面、予期せぬリダイレクト、そして空白画面などでユーザーの注意をそらす。
モバイルマルウェアは、主に巧妙なフィッシングキャンペーンを通じて拡散される。リンクがクリックされると、正規サイトの外観を模倣した、本物そっくりの偽のウェブサイトに誘導される。こういった偽サイトは通常、アプリのダウンロードを促し、マルウェアがデバイスにインストールされる仕組みになっている。用心深く、クリックする前にメッセージやリンクの信憑性を確認することが肝心。
マカフィーは、このスキームに関与している 280 以上の偽アプリを確認した。マカフィーのモバイルセキュリティ製品は、「SpyAgent」と呼ばれるこの脅威に目を光らせ、消費者が使用するデバイスの安全を確保する。