2024年09月19日 12:58

ほしゆう社ではカミナシ社の「カミナシ レポート」を導入、それにより製造部門では月3000枚以上の紙の帳票が不要になり、取引先からの問い合わせに迅速に対応できるようになった。

ものづくりが盛んな新潟県燕三条で1957年に軍手の販売店として創業したほしゆうは、企画・設計・デザインから印刷・製造までを一気通貫して行うパッケージ製造企業。同社が製造するパッケージは、最終製品として消費者に届くまでに納品から1~2年かかることも多く、製造時に記録した帳票も同様もしくはそれ以上の期間で保管する必要があった。

また、製造工程ごとに紙の帳票を保管していたため、顧客からの問い合わせ時に問題の工程が特定できない場合は、その都度すべての帳票を確認する作業が発生。そこで、これらの課題の解決と工数の省力化を目的に、製造部門におけるデジタル化の初手として「カミナシ レポート」を導入した。

これまでほしゆうの製造工程では、紙の帳票を月に3000枚使用していたが、「カミナシ レポート」導入後は、紙の帳票がゼロに。ダンボール箱の置き場も不要になったことで、省資源化と保管スペースの削減を実現した。さらに管理画面から対象の期間や工程データがすぐに検索できるようになり、確認・対応時間が迅速化。顧客からの監査において高評価を得られるようになり、企業の信頼向上につながっている。

今後は、パッケージ印刷で使用するインキやのりの変更履歴なども「カミナシ レポート」で記録し、製造部門における活用を進めていく予定。