2024年09月11日 19:56

&SPACE PROJECT」は南海電気鉄道の協力を得て、9月14日~27日まで、なんばCITY地下1Fガレリアコートにて「宇宙タンクベンチ」を展示。さらに「ロケット広場」の歴史を振り返るパネルも展示する。

「宇宙タンクベンチ」は民間宇宙ロケットの開発に用いられた試験用燃料タンクをリメイクして開発したアップサイクル家具。燃料であるエタノールと液体酸素が搭載されるタンクはアルミの板を丸めて、両側に半円状のドームを溶接して作られる。外装との結合部は細かな板を枡状に溶接して強度と軽さを保っており、素材は極低温の燃料に耐えられ、強い強度と軽さを併せ持つアルミ合金。

宇宙タンクベンチは「Co-Design Challenge」プログラムのコンセプトと合致し採択された。このプログラムは大阪・関西万博に向け、2025年日本国際博覧会協会が実施する「大阪・関西万博を契機に、これからの日本のくらし(まち)をつくる」をコンセプトとした新しい共創事業。万博会場内フューチャーライフエクスペリエンス、「TEAM EXPOパビリオン」で使用する物品の協賛提供のほか、物品に関連した製造現場の見学を含むものづくり体験企画を企画・実施も後押しする。

今後、仕様やデザインのアップデートを経て、2025年に開催する大阪・関西万博の開催期間中、会場に常設される予定。