2024年09月11日 15:06

TOPPANデジタルは、流通・小売店舗向けに、ICタグを活用した「スマートシェルフ管理システム」を開発した。

スマートシェルフとは、消費者が棚からICタグ付き商品を手に取ると、棚上のアンテナにより商品が取られたことが認識され、商品の個別情報を自動認識できるシステム。2020年よりTOPPANは、流通・小売業界を中心とした商品の販促活動の一環としてスマートシェルフの販売・提供を開始し、導入企業に合わせた筐体の開発やコンテンツの配信、マーケティング戦略の支援などを行ってきた。しかし、現在販売・提供しているスマートシェルフの主流は個々に配信データを登録管理する必要のあるスタンドアロン型であり、多店舗展開を行う流通・小売り店舗など、台数や導入店舗が増えるほど、運用更新の手間が増えていくのが課題だった。

この課題に対し、スマートシェルフの商品ID・店頭機器・配信コンテンツを複数店舗で一元管理可能な「スマートシェルフ管理システム」を開発。本システムにより商品ID・店頭機器・配信コンテンツの一元管理が可能になる。また、本システムはスマートシェルフのICタグからの情報に基づき、消費者が商品を手に取った回数や日時のデータを収集・可視化し、管理システムにて集約。商品毎のデータを管理画面からリアルタイムで確認できる。スマートシェルフで利用するICタグはUHF及びNFCの周波数を問わず使用可能だ。

価格(仮)は50万/式~(システム構成、アンテナ、リーダ機器構成により異なる。PC機器、設置導入サポート費用は含まれない)。2025年4月より本格提供開始。