2024年09月04日 12:15

ロイヤルコーポレーションが運営するアウトドアサウナブランド「SAUNEA(サウネア)」は、シモタニと、木質ペレットを燃料とした日本初となる電源設備不要のアウトドアサウナ向けペレットストーブ「ALKU(アルク)」を共同で開発した。
SAUNEAマネージャーの田島さんは「アウトドアサウナで癒される人を増やしたい」という想いでブランドを立ち上げたが、自然豊かな場所は電気設備などのインフラが整っていないことが多いので解決策を模索していた。そんなある日、日本ペレットストーブ工業会の会長であり、20年以上前からペレットストーブの開発・製造を手掛けるシモタニ代表・竹平さんの協力を仰ぎ、日本では初となるサウナ用ペレットストーブ「ALKU」の開発がスタートした。
熱源となる木質ペレットは、間伐材や製材時の端材を粉砕・圧縮して作られるバイオマス燃料。含水率は10%以下で燃焼効率が高く取り扱いが容易なため、主に暖房やボイラーの燃料としても使用されている。更に、ペレットの原料となる樹木は日本国内で安価で安定して手に入るため、ALKUのランニングコストは電気や薪と比べても安い。ALKUは着火から温度調整、消火までスイッチひとつで操作できるようにこだわった。燃料タンクには約20㎏保管できるので、環境によるが14~20時間の連動運転も可能。肝心の出力は9kwの高出力。更に炎による遠赤外線効果で、足元まで暖かさを実感できる。
価格は85万円(税抜)。発売は2024年秋(予定)。当面は同社ブランド製のサウナキャビン「RIISI(リージ)」にのみ取り付けが可能。