2024年08月23日 12:56

Hacobu(ハコブ)は、企業間で物流データを共有し、個社や業界の垣根を超えて物流の社会課題解決を目指す「物流ビッグデータラボ」を創設する。
Hacobuは、「データドリブン・ロジスティクスが社会課題を解決する」を信念に掲げ、個社の枠を越えた物流ビッグデータの分析・活用基盤となる「物流情報プラットフォーム」の構築を推進してきた。企業間物流を最適化するクラウド物流管理ソリューションMOVOと物流DXコンサルティングHacobu Strategyを展開している。6月には、MOVOの利用事業所数は2万カ所を突破し、累計登録ドライバーは、日本のトラックドライバーの約3分の2に相当する60万名を突破。これによりMOVOに蓄積される「入出荷情報」「車両の動態情報」「配送案件情報」等を含む月間トランザクションデータ量は170万を超え、「物流ビッグデータ」の基盤が整った。
「物流ビッグデータラボ」により、すでに多くのユーザーが日々利用しているMOVOに蓄積されたトランザクションデータを活用することが可能になる。これにより、分析のために各社がデータを持ち寄るというステップを省き、共同輸配送の実現に向けて、企業間でよりスピーディで効率的な議論や検証を実現する。第1回のラボには、アスクル、キリンビバレッジ、スギ薬局、日本製紙、YKK APが参画。企業間で物流ビッグデータを共有・分析し、共同輸配送を目指す。さらには、カーボンニュートラルの実現、ドライバー不足などの労働力問題の解決に寄与し、持続可能な物流インフラの構築を目指す。