2024年08月07日 16:00

PIXTA(ピクスタ)は、人物認証・顔認証等のAI開発における精度向上に最適な機械学習用素材データセット「日本人顔画像 同一人物バリエーションデータセット」を発売。同一人物の顔写真で、それぞれ5つのバリエーションをセットにした200名分の画像データセットを提供する。
昨今、セキュリティ対策の重要性が高まっていることから顔認証システムはオフィスビルの入退室管理などに広く使われるようになった。さらに、AIによる認証制度の向上、生体判定によるなりすまし防止、顔認証決済、商業施設の来店予測やマーケティング戦略など活用範囲が広がっている。
一方、世の中には多くの顔画像のオープンデータセットがあるが、日本人の画像に限ると、顔認識システム開発に十分な量が確保できないことがある。自社で撮影するには手間やコストがかかり、既存のデータセットでは商用利用できないケースも。権利クリアで商用利用可能な「安心して使用できる画像データの集収」には苦心している。
こうした需要に応えるために、PIXTAでは2023年に重複モデルなしの500人データセットを販売開始した。このたびは、顔の遮蔽物(帽子、ヘルメット、眼鏡、マスク等)や髪型や表情に変化があっても同一人物だと認識できるよう、同一人物の様々なバリエーションニーズに応えるデータセットを提供する。価格はアノテーションなしで22万円(税込)、アノテーションありで27万5000円(税込)。販売ページはこちら。