2024年06月21日 13:07

無線通信機器のアイコムは、LTE回線と無線LAN環境下で通信可能なIPトランシーバー(IP510H/オープン価格)を、7月下旬に新発売する。本機は、現在多くのユーザーに利用されているIPトランシーバー「IP502H」の後継機。

本製品は、従来のIPトランシーバーに加え、無線LAN経由の通信にも対応するので、LTE回線の通話エリア内/外を気にせず、タイムリーな情報伝達を実現する。LTE回線の圏外となる地下や掘削工事中のトンネル内などに移動しても、無線LAN環境下であればそのまま使い続けることが可能。公共インフラ業、警備業、自治体などで導入を見込んでいる。しかも、LTE/無線LANが自動で切り替わるため、本体操作も不要。

また、約W56.0mm× H92.3mm×D31.2mmと、IPトランシーバー端末としては業界最小クラスのコンパクトさを実現。業務の機動性を損なわない。さらに、IP67の防水・防塵性能のタフボディを実現している。

加えて、Bluetooth(R)機能に対応、電話のように話せる同時通話、通話中の割り込み通話、複数人で通話ができる多重通話など、従来機で非常に好評の機能も、そのまま本機に引き継いでいる。マイクやヘッドセットなどの一部オプション類も従来品のものを利用できる。