2024年04月26日 12:39

三井住友海上火災保険および、東芝デジタルソリューションズならびにベイシアグループ各社は、5月から群馬県で降雹(こうひょう)被害軽減に向けた実証を開始。各社の雹災に関する知見を高め、アラート機能や対策グッズ等の実回避行動を促すソリューションを開発するとともに、地域住民に安心と安全を提供していく。
降雹は局所的な気象現象だが、大規模な被害が毎年発生している。そこで、三井住友海上と東芝デジタルソリューションズは、降雹の危険性を知らせるアラートの実証を実施した。その結果、アラートの有用性が確認できた一方で、未然防止・被害軽減に向けた実回避行動の実行が課題となった。
今年度は、降雹被害が多い6月~10月に向けて、雹災が頻発した群馬県を対象に「降雹対策グッズ」を活用した実効性の高い回避行動を検証。同県に本部を置くベイシアをはじめとするグループ各社と協業し、地域住民の実回避行動につながる対策グッズの開発・配布していく。
具体的には、群馬県に居住する三井住友海上の自動車保険契約者(個人)のうち、実証に参加できる人へ、乗用車の前面ガラス・ルーフやボンネットに装着できる「雹カバー」を配布する。本グッズは、ベイシアグループのオートアールズにて開発された。群馬県における降雹被害の軽減を図るとともに、効果的な実回避行動に関するノウハウを蓄積。それにより同様の課題を抱える全国の地域へ、さまざまなソリューションの提供を進めていく。