2024年04月08日 09:04

全日本空輸(ANA)とナッシュは、大阪の物流センターの仕分け場から沖縄の宅配業者までの航空機を活用した輸送ネットワークを確立し、冷凍食品の航空輸送サービスを沖縄県へ拡大した。

冷凍宅配食「nosh」は、「社会全体を健康に。」を理念とし、商品の企画・製造・販売までを一貫して自社で行っている。自社専属シェフと管理栄養士が開発したすべての商品は糖質30g以下、塩分2.5g以下の栄養価を満たし、常時60品以上の商品は継続的に満足してもらえるよう、毎週3商品の新アイテムを投入している。2月には累計販売食数8000万食を突破した。

ANAとナッシュは、2023年11月、冷凍食品の新たな航空輸送ネットワークを構築し、大阪から北海道への安定的かつ高品質な輸送を提供してきた。沖縄県は温暖な気候により、冷凍食品の品質維持にはより高い注意が必要だ。ANAとナッシュの連携により、保冷コンテナ一貫輸送で温度変化を最小に抑え、品質が保たれた配送を実現。北海道同様、輸送時間が最大2日間短縮する。

この輸送エリアの拡大は、物流業界が直面する「2024年問題」に対する取り組みの一環となる。旅客定期便を使用した長距離輸送を実現することで、安定的な輸送体制を構築していく。

今後もANAとナッシュは、さらなる地域への展開も模索しつつ連携を強化し、高品質で安全な輸送を提供することで、ナッシュの利便性を高めていく。