2024年02月14日 12:35

「ACCELStars(アクセルスターズ)」の腕時計型睡眠計測「アクティグラフセンサ ACCEL ATRIA」が、一般医療機器(クラスI)として医療機器製造販売届出を完了した。販売開始は4月を予定している。
「アクティグラフセンサ ACCEL ATRIA」は、加速度センサーによって体動を検出する機能を有しており、睡眠障害の評価に用いることができる医療機器。また、「ACCEL Stars Analytics Platform ベータ版」(通称ASAP)を組み合わせることで、加速度センサーのデータをもとにアルゴリズムによって高精度な睡眠・覚醒リズムを測定できる。
同社は東京大学医学部発のメディカルスリープテック・スタートアップ。2020年8月の創業後、R&Dを行い、非医療機器として「ACCEL POLARIS」を開発。その後、2023年6月より本件の開発に着手し、このたび届出完了となった。病院や自宅等あらゆる場所で簡便に測定が可能で、体動の測定データにより睡眠障害の評価に活用できる。
同社代表取締役の宮原さんは、「弊社で提供している睡眠測定サービスSLEEP COMPASSは、睡眠時無呼吸症候群・不眠症・うつ病のスクリーニングと受診勧奨が可能。しかしACCEL ATRIAにより、医療機器での精度の高い睡眠測定ができるようになる。今後も引き続き、企業や自治体の健康施策を推進している方々、保険者の保健事業を推進している方々に貢献していきたい」と語った。