2023年12月06日 09:25

マップボックス・ジャパンが提供するデジタル地図開発プラットフォーム「Mapbox」は、高性能で美しい地図表現が可能な3D機能「Mapbox Standard」を正式に提供開始した。
「Mapbox Standard」は、ユーザーの位置情報に基づいて日照による影の動きを表現するライティング機能と、ランドマークとなる建物の3D表示や照明の変化を地図上に反映させる3Dランドマーク機能の利用が可能。正式リリースでは、顧客からの要望に基づき、ラベルや霧などの細かい表示位置設定を追加した。現実世界に近い高性能な地図表現で、視覚的・直感的に理解しやすいナビゲーションの実現や、デジタルツインによるデータ管理・分析などにも貢献する。
同プロダクトは、8月10日から「Mapbox」のアカウント保有者に向けベータ版を提供していたが、今回の正式リリースに伴い対応都市を67都市に増やした。日本エリアでは既に対応済みの東京に加え、2024年には横浜・名古屋・札幌・大阪の主要都市を追加予定。これにより、より多くの都市やランドマークを高性能な3Dで表現することが可能だ。「Mapbox」のアカウント所有者は、最新のMapbox GL JS v3、Mobile Maps SDK v11および、Mapbox Studioにて3D機能を利用できる。