2023年11月30日 13:13

治療法がないとされていたヘバーデン結節に対する革新的な治療法「動注治療」が、全国60以上の医療施設で導入された。
最近の研究により人間の身体には正常な血管だけでなく、痛みの原因になってしまうモヤモヤ血管ができてしまうことが分かってきた。これらのモヤモヤ血管と一緒に神経もできてしまうため痛みが生じる。動注治療は加齢や保存的療法など根本的な治療がなかった痛みに対する新しいアプローチ方法。一般的な点滴で用いる極めて細いチューブ(サーフロー)を用いて、手首または足首の動脈に直接注入する。1~2分ほどで終了し、その日帰宅できる治療で日常生活の制限もない。国内ではすでに8000人以上(2023年当院調べ)がこの治療をうけている。
「モヤモヤ血管」の治療を行うオクノクリニック(日本各地10院)は、動注治療のライセンス契約を開始。遠方や長距離移動が難しい患者にも治療を受けられる機会を提供することを開始した。慢性的な痛みに影響を与えるとされる「モヤモヤ血管」の治療に特化した動注治療を提供することで、患者のQOL向上を目指す。
この治療は、オクノクリニックと同じ動注治療をうけることができるよう、ライセンス登録された医療機関で行われている。現在、登録病院数は61院(2023年12月現在)に達した。動注治療の費用は自由診療となり、片手におさまっていれば痛い指が複数あっても2万5000円。痛みが両手におよぶ場合は3万5000円となる。初診を検討で事前に医師に相談したい場合はこちら。