2023年10月20日 19:53

電巧は、次世代型超薄型/超軽量太陽光発電モジュール「フレキシブルソーラーG+」を本社ビル壁面に設置した。

フレキシブルソーラーG+は、同社が独占販売権を持つ、次世代型超薄型超軽量太陽光発電モジュール。薄さは2.5mm、重さは3kg/平方メートルと、従来のガラスモジュールの約1/4の重さで、発電量も一般的なガラスモジュールと同等。重塩害地域、高層ビル、牛舎や豚舎といった施設、曲面屋根、多雪地域等,、今まで太陽光発電の設置が難しかった場所への導入が期待されている。

同社では、代理店各社が事業主の要望を聞いていく中で、壁面に設置した実例を見たいという声が大変多く、この度本社(東京都港区)の壁面に設置した。設置方法は接着剤による接着工法。風圧荷重を計算し、モジュールが強風で飛ぶことのないよう適切な量を塗布する。1階部分ではどのように接着されているかを間近に確認できるよう手の届く壁の位置に設置しており、2.5mmという薄さがよくわかる。

今まで積雪の影響で太陽光発電の設置を諦めていた北海道や東北、北陸・山陰地方といった雪の多い地域の企業、地方自治体から壁面設置の問い合わせが多く寄せられている。また、壁面設置の場合、通常の太陽光発電だと12月~3月に発電量が減少する。しかし壁面設置では、同時期の発電量はもとより、年間発電量が平準化する傾向があり、海外では新たな太陽光発電の可能性のひとつとして急速に普及している。