2023年10月13日 09:56

バイオームは、東京都との協定のもと、同社提供のいきものコレクションアプリ「Biome(バイオーム)」において、「東京いきもの調査団2023秋編」を10月13日より開始する。
バイオームは、生物多様性の価値を社会に浸透させることを目指して2017年5月に設立された京都大学発のベンチャー企業。世界中の生物の分布データを取り扱った生物情報プラットフォームを構築するため、情報収集ツールとして、いきものコレクションアプリ「Biome」の開発・運営を行っている。
全世界的にネイチャー・ポジティブへの機運が高まる中、東京都では、生物多様性保全促進の基盤情報として、都内の野生動植物の生息・生育状況をとりまとめた野生生物リスト(野生生物目録)の策定を進めている。東京都は1400万人が暮らす日本最大のメトロポリスでありながら、奥多摩の山地から丘陵地の里山、市街地の緑地や水辺、島しょ部の固有の生態系など、多様で豊かな自然を有している。
野生生物の分布状況を調べるには、多大な時間がかかる。また、専門家による調査だけでは、日々刻刻と変化する生態系は把握しきれない。そこで、今回の企画では、生物名前判定AIを搭載したいきものコレクションアプリ「Biome」をハブにして、東京都・専門家・都民が一体となった「東京いきもの調査団」を結成し、市民科学の力をかりて「みんなでつくる野生生物目録」の実現を目指す。
開催期間は10月13日12時~12月12日。