2023年08月02日 15:54

長野県飯綱町は、買い物や移動に課題を抱える高齢者等に向けて、デジタル技術を活用した買い物支援として、飯綱町お買い物サポートプロジェクトを実施する。

昨年度、少子高齢化、過疎の進行、二次交通の不足などにより、食料品の買い物等の移動に課題を抱える住民が増加している。そこで同町では、社会福祉協議会・民間事業者の協力を得て、スマートグラスとタブレットをつないで買い物を体験する「買い物支援実証実験プロジェクト」を実施。その結果、利用者からは非常に高い満足度と今後の期待も大きかったこと等から、令和5年度から「飯綱町お買い物サポートプロジェクト」として実施することとした。

本プロジェクトは町内15店舗の小売店の協力のもと、高齢者宅の「タブレット」と小売店側の「スマートグラス」をつないで、高齢者が自宅にいながら買い物ができるサービス。スマートグラスを装着した町から委託された「お買い物サポーター」に、タブレットを通してポインター機能を使用して欲しい商品をリアルタイムに示し、音声で伝えて買い物をする。購入した商品は、「お買い物サポーター」が買い物者宅に宅配し、代金を受け取る。

利用者は、自宅等の遠隔地でも、実際の店舗を見ながらその場にいるかのように複数の商品を選択して、購入することが可能。なお本プロジェクトは「長野県地域発元気づくり支援金」を活用し、8月1日から令和6年2月22日まで実施する予定。詳しくはこちら