2023年07月11日 12:43

固有感覚の伝達により他者との体験共有を目指すH2Lは、遠隔農業ロボットサービスの拡大を目的としたクラウドファンディングを、7月10日に開始した。
同社では、茨城県常陸大宮市のつづく農園と志村大宮病院からの、「なかなか外に出られない人にも、いちごの収穫を体験し農業に携わってほしい」「もし家にいながら、小さなことから始められる就労環境があれば、もっと患者の就労機会は増える」という声に注目。そこで志村大宮病院の患者が、病院から遠隔で、つづく農園のいちご収穫を体験できる体験会を開催することとした。
BodySharing技術を活用したRaraaS では、遠隔農業を支援しているが、H2Lでは、体験共有を目的とする感覚共有システムBodySharing(R)️ の研究と事業開発を展開している。遠隔による農業従事が可能となれば、もっと多くの人が農業従事者の対象となり、人手が必要となる時期に作業員を増やすことも容易に。さらにコロナ禍のような非常事態でも、安定して人員を確保できる。また外出困難な人にとっては就労機会が増加し、より自信をもって生活することができる。
この体験会の準備および開催費用を集めるため、クラウドファンディングに挑戦する。将来的には、全国の農家で遠隔農業の環境を整え、外出困難な人が日常的に遠隔農業従事者として働けるようにし、農福連携に貢献したいと考える。募集期間は7月10日~9月8日、目標金額 300万円。クラウドファンディングサイト「READYFOR」にて支援受付中。