2023年07月10日 12:56

スペースデータは、国土交通省が主導する「Project PLATEAU」において、「高精度デジタルツイン自動生成」の実証実験を行い、社会課題の解決に取り組んでいく。
スペースデータは、衛星データ、AI技術、3DCG技術の3つの技術を軸に研究開発を行う宇宙関連スタートアップ。同社は、衛星データと3DCG技術を活用してバーチャル空間に現実そっくりの仮想世界を自動生成するAI技術を開発している。衛星から取得できる地上の静止画像と標高データに機械学習を行い、地上の構造物を検出した上で、AIに地上の3Dモデルを自動生成させ、3DCG技術によって鉄・植物・ガラスなどの材質を再現する(特許保有)。
「Project PLATEAU」は、国土交通省が主導する3D都市モデルの整備・活用・オープンデータ化プロジェクト。都市活動のプラットフォームデータとして3D都市モデルを整備し、様々な領域でユースケースを開発するとともに、誰もが自由に都市のデータを引き出せるようにすることで、オープン・イノベーションの創出を目指している。
今回の実証実験によって、より高精度なデジタルツインの生成を行い、メタバース・ゲーム・映像といった高精細なビジュアルが求められる用途にも活用できるような3D都市モデルの構築に着手していく。スペースデータ社が保有する空間生成技術と、「Project PLATEAU」の3D都市モデルを融合させることで、日本全国のより高精度なデジタルツインへの進化を目指していく。