2023年06月22日 12:33

ハイヤールーは、コーディング試験受験者のコーディングログから不審な行動を検知する技術に関する特許を出願した。
ハイヤールーは、エンジニア採用における課題であるスキルのミスマッチを解決するためコーディング試験サービス「HireRoo」を提供している。長年の課題である入社後のミスマッチ防止は、近年のジョブ型雇用の広がりでさらに重要視されている。見極めの手段や精度に悩む採用担当者が多い中、「HireRoo」はオンライン完結の使いやすい設計で誰でも容易に候補者のスキルを可視化できる。
「HireRoo」では受験者を評価する際、テストレポートにてコーディングの過程を再現できるプレイバックと呼ばれる機能がある。しかしながら、ログを確認するだけでは、具体的にどこに注力して評価すればよいかわからないという評価者の課題があった。そこで、評価の上でキーポイントとなる不審行動に関する新たな仕組みを開発し、特許出願に至った。
今回の不審行動検知技術では、「コーディングのログ情報を取得」「ネガティブな評価になりうる所定条件を満たす行動を検知」「レポートにおける該当箇所の強調表示」が可能。これに加え、コピー&ペーストや試験中の離脱回数が表示され、複合的に候補者の挙動を把握することが可能だ。検索を行ったりChatGPTを活用したり、同じテストの回答中に出てくる受験者によって異なる行動を洗い出すことで、受験者のスキルをより正しく評価できる。