2023年06月09日 15:20

保育研究プロジェクト「子ねくとラボ」を運営する明日香社は、ChatGPTと保育の質に関する意識調査を実施した。対象者は、保育園に子ども(0歳~小学校入学前まで)を預けており、ChatGPT利用経験がある保護者107名。

まず、約9割の保護者が、「保育にChatGPTが活用されることによって、保育の質や保護者・家庭への支援が向上する」と回答した。具体的には、「保育士ごとの知識の偏りや経験不足を補うことができること」「情報に基づいた保育計画が作成され、より信頼性のある保育が提供されること」などに期待しているようだ。

また、自動化して欲しいと感じている業務については、「延長保育料等の支払い」や「保育士の業務書類作成」などが挙がった。一方で、ChatGPTを活用するとしても、感情を伴うコミュニケーションや保育活動については、自動化して欲しくないという本音も明らかに。今回の調査では、保育にChatGPTが積極的に活用されることによって、保護者としては、保育の質や保護者・家庭への支援が向上すると考えており、高い期待が寄せられている一面があることが分かった。

しかし、ChatGPTの活用に対する課題も認識しており、自動化を推進したとしても、子ども一人ひとりへの配慮が欠けるような事態にならないことを望んでいることも判明した。本調査のレポートダウンロードはこちら