2023年04月28日 12:01

「海藻」でつくられたエコフレンドリーな梱包資材「BIOPAC (バイオパック)」の日本上陸が決定した。BIOPACは、インドネシアの深刻なプラスチックの廃棄物汚染の解決策として開発され、2020年3月に初めて発表された。満を持して4月より、日本での販売/受注がはじまる。
BIOPACは、2人の女性共同創業者によって設立されたインドネシアの企業が、海藻を原料としたバイオプラスチックを環境に配慮した製造方法でつくっている革新的な梱包資材。環境に優しい取り組みをしている小売店・飲食店・宿泊施設・パッケージ資材商社などを中心に、サービスの向上につながる商品となっている。
BIOPACは海藻にパッケージとしての機能を加えた製品なので、食べ物のように扱うことも推奨されている。食物アレルギーの原因となるアレルゲン食品や動物性食品を含まないため、アレルギー疾患をもつ人やヴィーガンの選択肢に追加できる場合も。コーヒーやラーメンのスープのパッケージとして利用すれば、熱いお湯をかけてそのまま溶かして食べることが可能。入浴剤の包みにすれば海藻成分が溶け出し、温浴効果を高めてくれる。
素材は海藻であっても、着色や印刷・ヒートシールまた厚さの調整などできるため、様々な用途に使用できる。製品ラインにはラップ・サシェ・ガセット・巾着袋・シールテープなどがあり、真空包装も提供。海藻の栽培による炭素排出量の削減と、海中のプラスチック廃棄物の削減という間接的な方法で、気候変動に正面から取り組む。