2023年02月16日 12:46

梼原町商工振興協同組合は、国指定重要無形伝統文化財「津野山神楽」を最新の8K撮影とVR(バーチャルリアリティ)技術で体験・再現するコンテンツを制作。また、神楽を見る楽しみをさらに高めるため、地元の原材料や木材を活用した「神楽五穀豊穣弁当」を、環境に配慮した継続商品として開発・提供する。

津野山神楽は、延喜13年(913)に藤原宣孝が、藤原範隆が現在の津野町・梼原町に遷座し、開拓に着手した際、三島神社を勧請したのが始まりといわれている。秋の祭典では五穀豊穣、無病息災を祈願して氏子が神社へ奉納する。伝説的な信仰を劇化した11の演目と6つの仮面舞踊が盛り込まれており、複雑な動きで構成されるこの舞台芸術は、約8時間かけて行われる。

このたび、高度な技術により、国の重要無形民俗文化財「津野山神楽」の意義、美しさ、歴史を存分に味わうことが可能となった。本コンテンツでは、バーチャルリアリティ、8K映像、多言語による詳細な解説コンテンツで体験することができ、この時代の芸術をより深く理解することができる。18小節、8時間に及ぶ神楽の各小節を鑑賞できるよう、システム構成を自由に選択することも可能。

さらに、地元の味をふんだんに盛り込んだ弁当を開発した。梼原町が町の代表食材として認定している、雉や地域のオーガニック野菜を活用した映えるお弁当となっている。ランチボックスや箸は地域特産の木材を使用しており、リユースが可能で環境にも配慮した。詳しくはこちら