2023年02月03日 16:07

日世は、昨今の写真映えを求める若者向けに、黒いコーン「ブラッククリスピーコーンスリーブ付」を発売する。

同社は1947年に日系⼆世が貿易商として「⼆世商会」を設立。1951年にソフトクリームを初めて日本に紹介した日本のソフトクリームのパイオニアにして総合メーカーだ(1952年に日世に社名変更)。ソフトクリーム液体原料(ミックス)、可食容器のコーン、ソフトクリーム製造機であるフリーザーを製造販売している。

同社の営業員たちの素肌感覚として、消費者はクリームの色彩が写真映えするコーンを求めていると感じていた。黒いコーンは、この営業員の発言が商品化に結び付いたコーンだ。クリームの色彩を強調するだけでなく、黒いコーンの存在感も強調するために、一般的な朝顔形のコーンではなく、細長く口径が楕円形の従来品(クリスピーメープルコーン)の形で生地を着色した。黒いコーンが、ソフトクリームを持つ手と盛り上げられたクリームの両方を美しく見せられる「映(ば)える」コーンになることを目指した。コーンは竹炭で着色している。

黒っぽいコーンとして同社は、ココアワッフルコーンS、クレミア専用のチョコラングドシャコーンをすでに販売している。ただ、どちらもココア、チョコの濃い茶色で、黒ではない。今回は徹底的に「黒」にこだわり、しっかり「黒」になるように調整。同社として納得の「黒」を出すことに苦労した。

日世