2022年12月16日 09:07

JTBは、東海旅客鉄道と連携し、東海道新幹線の新サービス「貸切車両パッケージ」の販売を開始した。東海道新幹線を1車両(号車)から団体の利用者向けに貸切にし、モニターや音響設備等の貸し出し、利用客がオリジナルの車内装飾や車内放送ができるようにし、東海道新幹線車内という「移動」空間を新たなオリジナルイベント会場として提供する。

コロナ禍におけるビジネス需要が伸び悩む中、新幹線における「新たな活用法」を提供することで、移動を「手段」から「コミュニケーション空間」として目的化し、記憶に残るコミュニケーションの創出を目指す。

貸切車両パッケージ「号車買取プラン」は、定額料金を支払うことにより、該当号車を貸切できるプラン。「編成貸切プラン」は、定額料金を支払うことにより、東海道新幹線16両編成すべてを貸切できるプラン。期間は最繁忙期(年末年始・GW・お盆等)を除き、全期間・全営業時間帯での利用が可能だ。利用区間はJR東海管内(東京~新大阪)の「のぞみ号」停車駅区間に限る。申込期限は出発日の2ヵ月前まで。

設置可能な装飾等オプションは、オリジナル号車限定車内放送(N700S利用時に限る)、車内液晶モニター、マイク、スピーカー、車内オリジナルヘッドカバー(持ち帰り可能)、車内広告枠の使用、乗務員(車掌・パーサー)制服の貸与、乗務員・パーサー体験(パーサーによる飲食のワゴン販売が可能)、駅員によるグリーティングと横断幕の用意等々。※装飾等オプションの利用には、別途、料金が発生する。